太田ビジョン教会の教会組織感謝礼拝に出席して

11月24日、「太田ビジョン教会」の教会組織感謝礼拝に出席し、新たな教会の門出を多くの方々とお祝いした。

太田ビジョン教会は、2011年に韓国から派遣された李姫周(リ・ヒジュ)牧師の自宅から伝道が始められ、すぐに新たな集会所を借りて、地域の人々に福音を伝えるために、韓国語教室や韓国伝統舞踊、絵画教室、韓国料理教室、更に壮年向けのヘアーカットなど、賜物を生かして様々な活動に積極的に取り組んでいかれた。

異教社会の日本で福音を伝えるためには、富士山のようにすそ野を広げていくことが大切である。いろいろな機会を用いて、日頃から教会に出入りしていただくと、教会の敷居がどんどん低くなっていくだろう。私も太田ビジョン教会に行く度に、美味しい韓国料理に魅了されてきた。

「福音のためなら、わたしはどんなことでもします。」Ⅰコリント9:23というこの太田ビジョン教会の姿勢を、私たちも見習いたいと思った。

太田ビジョン教会が、前橋教会の伝道所となった経緯には、不思議な神の導きがあった。前橋教会の奥田牧師が韓国の伝道チームの受け入れのために、通訳者を求めていた時に、太田市で伝道を始められた李牧師に出会い、それが元で、前橋教会が母教会となって支えることになった。まさに「協力伝道は教会の自立を助け、教会の自立は協力伝道を共に喜ぶ」ことになった。自分一人で生まれて育つ人はいないように、教会も協力伝道によって、生み出され、成長していく。協力伝道を共に担っていけば、教会は孤立することなく、支え合い、祈り合っていくことができる。

来年度からは李牧師を連合会長として太田ビジョン教会が送り出してくださることは、感謝なことである。これからも、北関東地方連合に属する教会の仲間として、主の宣教の働きを共に担っていきたい。「わたしたちは神のために力を合わせて働く者であり、あなたがたは神の畑、神の建物なのです。」Ⅰコリント3:9

 世界宣教は、国外だけではなく、国内でも豊かになされている。現在、バプテスト連盟の312教会・伝道所の内、50を超える教会で、韓国籍はじめ外国籍の牧師・主事・宣教師が共に働いてくださっている。多様性による一致を目指す教会にとって、心強い同労者である。上尾教会もすでに様々な国籍の方と一緒に礼拝を捧げているが、主にあって一つであることを喜び、福音を分かち合っていきたい。