週報巻頭言

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もしイエスが今日生まれるとしたら

パレスチナ人は9割以上がイスラム教徒だが、約1割のキリスト教徒がいる。例年、クリスマスイブは各地のキリスト教徒がベツレヘムに集結し、キリストの誕生を祝ってきた。しかし昨年のクリスマスは、「ガザで多くの人が殺害されている中、クリスマスを祝うわ...
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クリスマスとは、神の霊の招き

今日からアドベントを迎えた。アドベントとは、ラテン語で「到来する」という意味である。救い主イエス・キリストの到来を待ち望むことがアドベントの意味である。救い主が来られたのは、私たちを罪から救い出すためである。罪の赦しという恵みを与えるために...
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世界祈祷週間を迎えて

「世界祈祷週間」は、アメリカ南部バプテストのロティ・ムーン宣教師を記念して始められた。彼女は1873年、33歳の時から72歳で召されるまで40年間、中国での福音宣教に励んだ。彼女は「中国の人々の救いのために祈ってほしい、中国の人々の暮らしの...
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「神主主義」に立つ教会

「民主主義」って何だろう、と思うことはないか。物事はよく話し合って決めることが大切であるが、意見が分かれたら、最後は多数決で決める。そこでは多数派の意見ばかりに基づいて意思決定が行われ、少数派の意見が極めて通りづらくなることもある。しかし、...
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「合理的配慮」を目指す

2024年4月より、「障がい者差別解消法の改正」によって、公的機関だけではなく、民間事業所にも、障がい者に対する「合理的配慮」の提供が、従来の努力義務から義務へ変更になった。「障がい者差別解消法」は、すべての国民が障がいによって分け隔てられ...
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クリスマスの準備

上尾教会では、11月に入るとクリスマスの準備に取り掛かる。早すぎる!と思う人もいるかもしれないが、自分の心に救い主をお迎えするには、丁度良い期間ではないか。主は何のために、クリスマスにこの世に来てくださったのか、覚えたい。「わたしが来たのは...
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「解放」と「自由」

25年前に新会堂を建設するに当たって作成した「上尾キリスト教会が求めてきた教会像」の中に、「私たちの教会の第一の使命は、地域に開かれた教会として、イエス・キリストの福音を宣べ伝えることです。」と記した。「キリストの福音を宣べ伝える」とは何か...
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核廃絶の実現を祈り求めたい

非核三原則(核兵器を作らず、持たず、持ちこませず)の表明で、今から50年前に佐藤栄作元首相がノーベル平和賞を受賞した。ところが佐藤元首相は、沖縄の1972年返還に合意した1969年の日米首脳会談の際、「重大な緊急事態」では事前協議で返還後の...
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わたしたちに必要な糧を今日与えてください

毎日食べる物がなくて苦しんでいる人が世界中に8億人、その内の7割、5億人以上が子どもたちである。もっとも弱く小さい命が、飢餓のために命を失っている。飢餓というのは「食べ物の量の問題でない」と言われている。世界では、穀物だけでも、毎年27億ト...
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涙と共に種を蒔く人は、喜びの歌と共に刈り入れる

今月、この地に会堂が建ってから25周年を迎える。「会堂建築は筋書きのないドラマだ」とよく言われるが、まさに上尾教会の会堂建築は、人間の計画では計り知れない、神の御計画によるドラマであった。当初、土地と建物を含めて1億円とした目標も、神から示...