週報巻頭言

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互いに支え合い、協力し合う

聖書固有の言葉の一つとして、「使徒」という言葉がある。元々は、「使命をもって遣わされた者」という意味で、主によって選ばれ、召命を受けた12使徒を指す。その12人はみんな男性だった。しかし、主の弟子は男性だけであったかというとそうではない。主...
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カルトとは「ゆがんだ支配構造」

旧統一協会を始めとするカルト宗教の問題が社会的に大きな関心を集めている。カルト宗教の被害を受け、苦しんでいる方々の救済のために、カルト宗教の問題は、社会にとって喫緊の課題の一つである。では、カルトとは何か。夏期講座の講師である齋藤篤先生は、...
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平和の主に切に祈ろう!

「国のために戦いますか」という質問に対して、18歳以上を対象にした最近の調査で、「はい」と答えた人は13.2%しかいなかった。これは世界の中で最も低い数字であった。その反対に「いいえ」と答えた人は48.6%にものぼった。私たちは過去の侵略戦...
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宣教題:『弱さに働くキリストの力』    

聖書箇所:Ⅱコリント12章1~10節 森 淳一(高崎キリスト教会牧師)  *はじめに(ご挨拶)  本日は、きたかん相互訪問プログラムで、上尾教会の礼拝に出席させていただき、ありがとうございます。上尾教会の皆さまとのお交わりが豊かなものとなり...
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命(ぬち)どぅ宝の日を迎えて

本日6月23日は、「沖縄慰霊の日」(「命(ぬち)どぅ宝の日」である。79年前、20万人もの戦死者を出した沖縄での組織的戦闘が、牛島司令官の自決によって終了した日とされる(実際はその後も戦闘は続き、9月7日にアメリカ軍に降伏し、沖縄戦が終わっ...
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放蕩息子の帰郷

レンブラントという画家は、「放蕩息子」の譬話を題材にして、晩年「放蕩息子の帰郷」という大変印象的な絵を遺した。戻ってきた息子を父親が優しく包み込んでいる瞬間を描いている。ぼろぼろになった服、すりむけているようにも見える足の裏。そんな息子の背...
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神は人を分け隔てなさらない

「婚姻状態にある女性は無能力者」という言葉に思わず「はて?」と声を上げていた連続テレビ小説『虎に翼』の主人公・猪爪寅子に毎日引き込まれて観ている。女性は女学校を出たら結婚し、子どもを産み、家庭を守るのが当然といった当時の風潮が見事に描かれて...
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一人ひとりを喜び、共に生きる教会

先週、嬉しいことに病から快復された方が4か月ぶりに礼拝に出席された。礼拝前に、皆さんがその方のもとに行って、共に喜ぶ姿を見て、今年度の主題「一人ひとりを喜び、共に生きる教会」がごく自然と実践されていることに感銘を受けた。この日の来ることを、...
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詩編に親しむ

「聖書日課」は先週より、聖書の中で一番長く、150編から成る「詩編」に入った。詩編は、へブル語で「テヒリーム」と名付けられ、「賛美の歌」という意味である。実際に詩編を読んでみると、賛歌というよりも、詩人たちの信仰生活を綴った日記のようである...
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「福音の言葉」という「新しい共通語」

ペンテコステとは、「五旬節」という意味である。主の復活から50日目に、弟子たちの上に聖霊が降り、宣教の働きが始まり、教会が誕生したのである。弟子たちは主から聖霊の約束を頂いて、祈りつつその時を待ち望んでいたが、捕らえられることを恐れて、主を...