来週、私たちは会堂27周年記念礼拝を迎える。この機会に、献堂当初にどのような教会像を掲げていたのかを改めて振り返ってみたい。
上尾教会の会堂は、「神の臨在と栄光が現される場所」として礼拝堂を中心に据えて建てた。「霊と真理をもって」礼拝をささげる群れとして歩むために、天井を高くし、温かく落ち着いた礼拝の雰囲気を大切にした。また、子どもから大人までが共に賛美できるよう音響設備を整えた。さらに、礼拝だけでなく、分級、音楽会、講演会、結婚式、葬儀など、多目的に用いることのできる空間として設計した。
私たちの大切な使命である「地域に開かれた教会」を形にするため、交差点の角に十字架塔を掲げ、誰もが利用しやすいバリアフリーの会堂を目指した。事務所や牧師室を入口近くに配置することで、平日でも地域の方々が気軽に訪ねることのできる環境が整えられ、宣教と牧会の働きに役立ってきた。また、サイドルームや2階の和室は、分級や食事、宿泊、交わりなど、多様な活動を支える場となっている。
27年を経た今、これらの教会像は確かな実を結びつつある。会堂には世代を超えて賛美が響き、地域の方々が祈りや相談のために訪れる「開かれた教会」としての役割を果たしている。分級室や交わりの場は、子どもたちの成長を支え、青年、壮年、高齢者が互いに支え合う場所となり、教会が神の家族として共に歩む姿を具体的に示している。また、三井住宅の集会や地域の会合、連合の集会などにも用いられ、広く地域社会と教会に仕える場となっている。
さらに、建設当初の課題であった牧師館についても、外部へ移転することができた。その結果、会堂の機能をより教会活動のために活用できるようになった。将来の成長を見据えてなされた計画が、時を経て実際に活かされていることの証しである。
これからの上尾教会も、創立以来の願いである「キリストを土台として」建ち続ける教会でありたい。礼拝の充実、地域への奉仕、次世代の育成、交わりの強化、そして社会課題への応答など、会堂に託された使命は尽きることがない。神がこの会堂を通して成してくださる御業が、これからも豊かに広がっていくことを祈りつつ、私たちは新たな歩みを続けていきたい。
また今後は、不足している駐車場の確保という課題にも取り組みながら、主の導きを求めて祈り、献金をささげていきたい。それもまた、地域に開かれた教会としての働きをさらに前進させるための大切な備えとなるだろう。
「いかに幸いなことでしょう あなたの家に住むことができるなら まして、あなたを賛美することができるなら。」詩編84:5

