教会員

週報巻頭言

みんなで花園つくろう             

社会問題に関心がないわけではないけれど、自分の中できちんと消化するのは苦手だ。何か話そうとするとふんわりした言葉しか出てこなくて、上っ面な自分にがっかりする。そんな自分に抗って、ニュース番組で世界情勢を知ろうとするけれど、素地がないから途中...
週報巻頭言

過去を胸に、平和を紡ぐ    

子どものころに読んだ漫画『はだしのゲン』は、今でも鮮明に記憶に残っています。特に、原爆投下後にゲンの家族が家の資材に押しつぶされ、炎に包まれて命を落としていく場面は、あまりにも悲惨で、こんなことが本当に起こったのかと目を背けたくなるほど衝撃...
週報巻頭言

戦後XX年          

新聞一面に「戦後XX年」の見出しが出るのは、8月15日が最も多いのだろう。80年前のこの日を境に、日本では戦火を直接的に見ることの無い日々が継続されている。戦争を直接経験された世代の方は人口の約10%となり、戦後16年が過ぎて生まれた自身も...
週報巻頭言

戦争の役に立たない者として生きる  

日本バプテスト連盟の平和宣言は、「十戒」をベースに、平和を造り出す私たちの信仰生活の指標となっていると思う。その中で特に、「教会は戦争に役に立たない群れとして生きる」のフレ-ズが心に響いてくる。教会もそこに所属するクリスチャンも、少しでも世...
週報巻頭言

平和をつなぐ             

母は、12歳の年、第二次世界大戦の大阪大空襲を経験する。現在私の孫の年齢である。私が12歳の時は、1970年、大阪万博が開催され、毎日のように三波春夫さんの「こんにちは~、こんにちは~、世界の国から~」という歌が日本中流れていた。万博会場で...