キリストを土台にして

「イエス・キリストという既に据えられている土台を無視して、だれもほかの土台を据えることはできません。」Ⅰコリント3:11

建物を建てる際に最も重要なのは土台である。上尾教会も地下25mの岩盤まで杭を打ったので、建物は揺るがず堅固である。普段は目にすることのない土台であるが、その確かな基礎があるからこそ、この会堂は27年にわたり支えられてきた。

同じように、教会の土台はイエス・キリストである。キリストを土台とする教会として、私たちはこの会堂を用いて、次のような使命を担っていきたい。

その第一の使命は、礼拝の充実である。教会の中心は礼拝にある。私たちは礼拝を通して神を賛美し、御言葉に耳を傾け、主の恵みに生かされる者として新たな力を受ける。この会堂が、さまざまな世代の人々が共に主を礼拝し、神との出会いを経験する場となることを願う。

第二に、地域への奉仕である。教会は自分たちのためだけに存在するのではない。地域の人々の喜びや悲しみに寄り添い、必要に応え、希望を分かち合うことが求められている。東日本大震災以降は三井住宅の防災会議にも用いられ、この会堂が地域に仕える場としての役割も果たしてきた。この会堂が今後さらに地域に開かれた場となり、多くの人々に神の愛を伝える拠点となることを祈る。

第三に、次世代の育成である。子どもたちや青年たちは教会の未来ではなく、すでに今の教会の大切な担い手である。御言葉に親しみ、信仰を受け継ぎ、それぞれに与えられた賜物を伸ばしていくことができるよう、教会全体で支えていきたい。

第四に、交わりの強化である。教会はキリストの体であり、一人ひとりが大切な部分である。年齢や経験の違いを超えて互いに祈り合い、助け合い、励まし合うとき、教会はより豊かに建て上げられていく。この会堂が温かな交わりに満ち、多くの人が居場所を見出す場となることを願う。

第五に、社会課題への応答である。孤独や貧困、分断や差別、災害など、私たちの社会にはさまざまな課題がある。教会はそれらのことに無関心ではなく、主の愛に押し出されて、その痛みに目を向け、祈りと行動をもって希望を届けていきたい。

上尾教会はこれからもキリストを唯一の土台として歩み続けたい。建物は年月と共に古くなっていく。しかし、私たちの土台である主イエス・キリストは昨日も今日も、とこしえに変わることのないお方である。その確かな土台の上に立ち、礼拝と奉仕と交わりを通して神の栄光を現しつつ、神が備えてくださる未来へ向かって歩み続けたい。「確かに未来はある。あなたの希望が断たれることはない。」箴言23:18