教会分析懇談会に期待して

 本日から、約2年間にわたって、「教会分析ハンドブック」(宣教研究所発行)を用いて、上尾教会の歩みを振り返り、今はどのような状況にあり、これからどのような教会を目指していくのか、教会の皆さんの思いを共有していくために、懇談の時を楽しく持ちたいと教会分析担当者会では願っている。「教会分析」の様々なツールは、私たち自身が自分の教会をどう見ているのか、対話を促進するためのものである。その対話の中では、上尾教会で一緒に礼拝をささげ、奉仕を担い、伝道の業に励みながらも、一人ひとりの感じ方が違うことに気づかされていくことだろう。

この「教会のライフサイクル」診断ツールのアンケートを用いて話し合う時に最も大切なことは、「評価ではなく“聴き合う”ことを目的にする姿勢」である。“正解探し”ではなく、“気づきの共有”を目的にする。アンケートは「教会の通信簿」ではない。 むしろ、何を大切にしてきたか、どこに神の働きを見ているか、これからどこへ向かうのか、を共に発見するための道具である。

話し合いの時は、一人ひとりの感じ方を尊重する。アンケートの回答は、年代や教会歴、奉仕の経験や信仰の歩みによって違っているだろう。その違いは、教会の弱さではなく、多様性の豊かさである。だから、「あなたはそう感じているんですね」と受け止める姿勢が大切である。話し合いの目的は、「誰が正しいか」ではなく、「何が起きているかを共に聴く」ことである。聴く姿勢が、教会の成熟を映し出す。

「ライフサイクル」診断は、時に、課題や停滞、疲れや不安を浮き彫りにするかもしれない。しかし、それを語れること自体が霊的な健全さの証しである。「弱さを語っても大丈夫」という空気が、教会を強くするのである。診断は、「何が失敗だったのか」を探すためのものではない。むしろ、「これからどう歩むのか」を描くための材料である。過去を悔やむのではなく、未来を希望で満たす対話にすることである。 教会の分析は、経営会議ではない。聖霊の導きを求めながら進める霊的な作業である。だから、結論よりも導きを求める。祈りが、対話を神の家族の会議に変える。ライフサイクル診断を話し合う時に大切なのは、①正解探しではなく気づきの共有、②違いを尊重する、③聴く姿勢を大切にする、④安心して語り合える場とする、⑤過去ではなく未来を見る、⑥祈りのうちに進める、この6つが揃うと、アンケートは単なる分析ではなく、教会が新しい歩みへ踏み出すための霊的な対話になる。